【現地調査なしの“机上の空論”!?】森岡毅CEO、ジャングリア開業インタビューが「夢語りだけ」で終わった決定的証拠【林直人】
■「バンジーで非日常体験」? それ、東京でもできますが…
彼は言う。
「非日常体験としてバンジーを設けました。旅の解放感を刺激するんです」
しかし「わざわざ沖縄まで来て、暑い中2時間並んで、ようやくできるのがバンジー」――それが“最高の贅沢体験”と言えるのか? 都内にも体験施設はあり、待ち時間ゼロで楽しめる。これでは「場所の浪費」でしかない。
■「初年度は国内重視」も現実は外国人排除
森岡氏はこう語る。
「1〜2年目は国内中心。徐々にインバウンドが増えると思っている」
だが、実際には「英語表記ゼロ」「スタッフが英語を理解しない」「説明がすべて日本語」と、外国人排除の地雷原と化していた。
事前に予見されていたインバウンド需要にすら対応できていないにも関わらず、「将来インバウンドで勝つ」と語る姿は、まさに“虚飾の勝利宣言”に他ならない。
■「北部は300万人来てる」→その理由は“水族館”。ジャングリアではない
森岡氏は交通アクセスの悪さをこう弁明する。
「美ら海水族館には毎年来場300〜400万人が訪れる。その途中にジャングリアがあるから問題ない」
だが来場者の実態は違う。多くの観光客は那覇〜本部(美ら海水族館)を日帰りで完結させる。そこに「+ジャングリア」の選択肢は存在しない。
実際、Trip.comなどにおけるレビューでは「2時間の道中をかけて失望した」「交通費と時間の無駄」と酷評の嵐だ。
■“ジャングリア前提”で進む高速延伸と税金投入の危うさ
森岡氏はさらっと語る。
「ジャングリア開業がきっかけで名護東道路の延伸が加速している」
これは看過できない発言だ。
つまり、ジャングリアありきで国がインフラ予算を前倒ししているということ。しかも年間来場者100万人にも届かない可能性のある事業に、国土交通省のリソースが流れているのである。
これは“公共インフラを民間プロジェクトのためにねじ曲げる”という、極めて深刻な統治の歪みではないか。
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✴︎著者緊急告知✴︎
筆者である林直人はジャングリアの少数株主(推定5%程度)である近鉄GHD様の株を株主総会に必要な数だけ購入した上で、近鉄GHD様の株主総会でジャングリアの実態について質問する予定です。
趣旨に賛同される方、株主総会参加(100株30万円程度)・株主総会での株主提案の提出(30000株1億円程度)の近鉄GHD株取得を検討されている方は下記のメールアドレスまでご連絡ください。近鉄GHD様への共同提案などの可能性を探りたいと考えております。
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